遠隔操作型ロボットによる安心安全なアバター競技会の実装WG

設立の背景
 アバター(遠隔操作型ロボット)は、通信回線で操作者とアバターをつないで、 様々なタスクを処理できる可能性があり、 将来の私たちの生活を色々な場面で支援してくれると期待されています。
 しかし、アバターの動作自体の物理的な遅延に加えて、 通信遅延があるため細かな制御やとっさの障害回避が難しく、 期待するような機敏な動きを安全に実現できる状態にはありません。 このため、現実のアバターの性能は理想には程遠い状態です。
 しかも、これまでは5Gの低遅延等、要素技術が示されるだけだったので、 直感的にどの程度の技術レベルに達したか分かりにくかったと考えます。 このWGでは、「生活を競技する」を標語に、我々の日常生活の様々な局面を切り出し、 その時点の技術を用いたアバターを設計、製作し、その性能を評価するアバター競技で競わせることにより、 自動車のF1レースのように、アバターおよびその利用に必要な通信技術の進化と生活適応の程度を 「見える化」することを目指しています。
このため、アバターの利用者と製作者が協働して新しい技術の研究開発を行うための 受け皿となる遠隔操作型ロボットによる安心安全なアバター競技会の実装 WGを設立しました。 関連するイベントである「けいはんなアバターチャレンジ」を舞台に技術検証してまいります。
本WGは、けいはんな情報通信オープンラボ研究推進協議会に設置されたWGです。