けいはんなオープンラボ研究推進協議会 第2回運営・研究部会議事


1. 日時・場所
  日時:平成15年2月10日(月) 14:00〜15:30
  場所:関西経済連合会(中之島センタービル内) 大会議室
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2. 参加者
  寺田運営・研究部会長、一木幹事、中山幹事、他会員34名、事務局3名、事務局スタッフ7名、その他オブザーバ
詳細は別表
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3. 配布資料
 
資料2-1 運営・研究部会名簿
資料2-2 運営・研究部会出席者名簿
資料2-3 第2回アンケート調査結果
資料2-3-1 第2回アンケート調査結果(分科会の設置及び研究分野)
資料2-3-2 第2回アンケート調査結果(産学官連携及び知的所有権)
資料2-3-3 第2回アンケート調査結果(共通研究環境整備)
資料2-4 分科会活動計画(案)
資料2-5 研究環境の整備状況
資料2-6 CRLけいはんなオープンラボへの研究の構築と方向
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4. 議事次第
 
(1) 開会
(2) 部会長挨拶
分科会での具体的活動、知的所有権、利用状況に関して議論。
本日の議論の要点
(3) 議事
1 第2回アンケート調査結果について(中山幹事、島田)
説明
2 今後の部会活動計画について(中山幹事、島田)
説明
計画案承認
3 CRLけいはんなオープンラボへの研究の構築と方向(中山幹事)
説明
4 その他
5 閉会
(4) 議事内容概要
 

 第1回運営・研究部会で提案された想定3分科会(企画・広報分科会、高機能ネットワーク分科会、ヒューマンコミュニケーション分科会)を中心に、分科会の提案、分科会に参加する場合の具体的なプロジェクト提案、共通研究環境整備の提案に関する第2回アンケート調査結果を報告した。

 分科会を早期に設立するために、3分科会の準備会をスタートさせ、分科会発足に向けて必要事項の検討を行い、次回部会に分科会活動計画の提案を行うこととした。また、オープンラボ利用に関しての情報を提供する要望があった。

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5. 質疑応答内容
  1及び2
 
(寺田) 説明の要点のまとめ。
(日原研) ATR、CSK、奈良先端大、原子力研などがあり、それらをコアとした連携が必要。個々のばらばらな研究ではだめ。地域の特色を生かした研究をすべきである。
(中山) 学研都市機構のそれぞれの研究機関がのびのびやっている中に、CRLが参加して推進することで、大きくやっていける。CRLが入ったことで、どんな新しいことができるのか。けいはんなの機関との連携をベースに推進していくべきである。
(NTTコム) 各分科会は示された方向であろう。玉の絞込み、選別が重要である。分科会に手を上げているところが、具体的な案が出ている。重み付けをどのようにするのか。企画広報分科会では、いかに利用してもらいやすくするかの視点が必要である。
(中山) CRLの研究の方向性は後で説明する。ニーズに合ったもの、全体で進めていくものを考える。今後分科会で具体化していく。使いやすさに関しては、分科会で指摘していただきながら検討していきたい。
(NEC) 国会図書館とヒューマンコミュニケーションの連携は考えているのか。
(中山) 自然言語研究では十分ある。国立図書館はコンテンツでは宝であるが、研究活動とのリンクはこれからであり、今後働きかけていきたい。アジアへの展開という点でも連携は重要と思われる。
(寺田) 知的所有権の専門家はいないか?機密保持契約など、運営では重要である。
(日本原) 知的所有権は結構難しい。公募でお金を取っている場合、お金の出資もとの縛りが強い。研究者だけで考えるのではなく、契約部門が結構厳しいことを考えると、知的財産等の契約を入れておく必要がある。
(寺田) 同感
(中山) CRLといっしょにやる場合は、日本版バイドール法で対処することになる。各組織・企業間で、それぞれ事情が違うので、今後検討が必要である。
(NTTコム) WGに専門家を入れて検討する必要がある。オープンラボの精神からいうと、本来は制限がないが、現実はそうでない。産官学は難しい。産では競合関係にあり、個別にやっていく傾向がある。産の持ち出しに見合うものを確保したい。学・官はどんどん出せばよい。CRLが中心となって、産をまとめていってもらいたい。個々に閉じてやるものと、共同でやる部分を分けて考える。
(通信・放送機構) ブロードバンド・ネットワーク等に関与しているが、今後プロジェクト設定のスキームはどのようになっているのか。ネットワーク環境の現状を説明してもらいたい。
(中山) どのようにオープンラボのプロジェクト応募方法は、資料2?6、14ページに基づきオープンラボプロジェクト申請・決定・運用の流れについて説明する。協議会からの意見・方向性を尊重したい。個別の応募も考えに入れている。
(通信・放送機構) 具体的な指針ができるのは、いつごろか?ネットワークに関して、利用者がどのような回線性能を使えるのか、制限があるのかなど、具体的な指針を示してもらいたい。
(CRL) 2月中下旬の決定後に分科会などでお知らせする。JGNとつなげた利用の場合、今回の回線のほうが高速であり、JGNの回線容量で制限されるのでは、と考える。
(日原研) 異分野間での学際的な研究も必要である。また、研究を実用化していくための「つなぎ」役が重要であるが、現在皆無である。実用化のノウハウを持っておく必要がある。
(中山) 研究で実証したものと、実際の製品との間にギャップがある。各企業に持ち帰ってユーザの声を取り入れていく形にしていきたい。

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