概要
二次元面の伝送媒体を伝搬する電磁波によって高速・広帯域な通信を行うとともに、 電源供給も可能な二次元通信技術の研究開発を推進します。4つのタスクフォースによって以下の開発項目を支援します。 ●卓上、壁、床、衣服などに適用可能な通信媒体、高効率伝送技術、通信アダプタなどの二次元信号伝送技術 ●空間、接触物体への電磁波漏えいを抑制する技術 ●二次元通信に適した物理層、MAC層通信方式の開発と標準化 ●二次元通信を利用するアプリケーション
組織構成 主査 篠田裕之(東京大学 准教授) |
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アナウンス
◆◆◆2次元通信技術セミナー開催のお知らせ◆◆◆
〜実用化が見えてきた電力伝送と低干渉通信〜
2次元通信とは、おもにマイクロ波領域以上の周波数の電磁波を薄い2次元媒体に 閉じ込めて信号伝送する新しい通信の形態です。カプラを媒体に近接することで低損 失の結合を確立することができ、安全なワイヤレス電力伝送、周囲との干渉の小さい 通信が実現できます。通信媒体は部屋空間の表面に低コストで組み込むことができま す。 これまではおもに基礎研究としての2次元通信の可能性が示されてきましたが、一 般環境での電力伝送の効率や安全性、通信の低干渉性については、十分明らかにされ てきてはいませんでした。 今回のセミナーでは、電力伝送、低干渉通信の実用化を目指して研究・開発を進め ている方々にその現状をご講演いただきます。 最新の技術動向を把握し、意見交換を行える貴重な機会ですので、ぜひご参加下さい。 主催:けいはんな情報通信オープンラボ研究推進協議会 (事務局:総務省近畿総合通信局、公益社団法人関西経済連合会、 財団法人関西文化学術研究都市推進機構、独立行政法人情報通信研究機構) 記 1.日時 2012年2月24日(金) 14:00−17:00 2.場所 (株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)地階01会議室 交通アクセス: http://www.atr.jp/html/access/access_j.html 3.講演 「2次元通信の概要」 14:00−14:30 東京大学 篠田裕之 「電力伝送におけるEMC」 14:30−15:00 NEC 中瀬康一郎 「低干渉通信の現状と課題」15:00−15:30 NECエンジニアリング 正垣啓幸 「通信シートの開発」 15:40−16:10 帝人ファイバー 大内田真智子 「2次元通信関連技術の活用事例」 16:10−16:40 セルクロス 箱崎光弘 「NICTにおけるシート媒体を用いた近接通信の現状と今後の展開」 16:40−17:00 情報通信研究機構新世代ワイヤレス研究センター 張 兵 4.参加対象 どなたでも参加できます 5.セミナー会費 無料 6.交流会 講演の後に、講師の先生を交えた交流会を予定しています。 質問や意見交換などもできますので、奮ってご参加ください。 17:15− 交流会会費 ¥1,000- 以下の申し込み書に記載の上、メールまたはFAXで、2月22日(水)までに、 事務局宛にお送りください。 以上 ----------------------------------------------------------------------- 2次元通信技術セミナー申し込み 御所属(機関・部署) お名前 協議会会員の有無 会員 非会員 連絡先 住所 E-mail 電話番号 懇親会参加の有無 参加 参加しない ----------------------------------------------------------------------- 申し込み・問い合わせ先 けいはんな情報通信オープンラボ推進協議会事務局
二次元通信とは
おもにマイクロ波領域以上の周波数の電磁波を薄い2次元媒体に閉じ込めて信号伝送する新しい通信形態。カプラを媒体に近接することで低損失の結合を確立することができ、安全なワイヤレス電力伝送も期待できます。通信媒体は部屋空間の表面に低コストで組み込むことができ、伸縮可能な布地など、従来配線が難しかった材料にもセンサなどの実装が可能になると考えられます。本WGは、この基礎技術を実用可能な通信技術として確立し、新しい情報インタフェースを実現する研究開発を支援します。 |
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連絡先
けいはんな情報通信オープンラボ推進協議会事務局E-mail: kyogikai-info@khn.nict.go.jp
(注意)メールアドレスは、迷惑メール対策の為、一部全角文字を使用しています。ご使用の際は、半角文字に直してください。