けいはんな情報通信オープンラボ研究推進協議会第12回総会



2013年6月7日(金)に、けいはんな情報通信オープンラボ研究推進協議会第12回総会(けいはんなプラザ、京都府精華町)を実施し、総会議事及び講演会を行いました。 総会は、松下正幸 協議会理事長(パナソニック代表取締役副会長)、総務省近畿総合通信局 野津正明 局長他、70名の出席者があり、関西でのICT分野の産学官連携をより効果的に進めるため、うめきたにおける研究開発との連携を強化していくなどとした活動方針が承認されました。議案の審議・承認に続いて、失敗学会理事・大阪分科会会長である、大澤勲氏より、「失敗に学ぶ - 航空機事故と安全システム」と題した講演会が開催されました。昨今、原発や航空機のような大規模システムの安全確保が喫緊の課題となっており、事故や失敗の事例に学び解決策を研究されている同氏より航空機事故の事例を中心にして、設計思想として緊急時に人間優先とするか機械優先とするかについての議論や事故調査委員会のもつ課題などをお話いただきました。参加者からは、ICT分野のシステムと共通するところがあり、たいへんためになったなどとの感想をいただきました。総会後の交流会では、共同研究に向けた情報交換などが行われました。

松下理事長の挨拶

大澤先生の講演

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過去の総会

注) 平成16年5月19日、協議会名称は、『CRLけいはんなオープンラボ研究推進協議会』から『けいはんな情報通信オープンラボ研究推進協議会』に変更になりました。