資料HC-2-1
けいはんなオープンラボ研究推進協議会
第1回ヒューマンコミュニケーション分科会 議事録
日時: 平成15年10月2日(木)15:00〜17:00
場所: 関西経済連合会(中之島センタービル内)中会議室
出席者(順不同,敬称略):
木戸出(分科会リーダー,奈良先端大),
中井(WG主査,沖電気),丸野(WG主査,松下),柿元(WG主査,富士通研),
阿部(ATR),河野(サピエンティア),蚊野(三洋電機),新家(ダイヘン),
高橋(TIS),北島(SCAT),土井(東芝),福留(とめ研究所),
辰岡(日本IBM),山田(NEC),中川(松下),大場(大阪市),原(阪大)
一木(関経連),小林(関経連),中山(CRL),山崎(CRL),熊本(CRL),白土(CRL)
配布資料:
資料HC-1-1 協議会の体制図
資料HC-1-2 部会活動計画(抜粋)
資料HC-1-3 ヒューマンコミュニケーション分科会活動計画
資料HC-1-4 コンテンツ融合環境WG報告
資料HC-1-5 コンテンツ融合環境プロジェクト報告
資料HC-1-6 ユニバーサルユーザ利用環境WG報告
資料HC-1-7 ユニバーサルユーザ利用環境プロジェクト報告
資料HC-1-8 言語情報活用システムWG報告
資料HC-1-9 言語情報活用システムプロジェクト報告
参考資料HC-1-1 ヒューマンコミュニケーション分科会名簿
参考資料HC-1-2 CRLけいはんなオープンラボ利用申し込みの受付けについて
参考資料HC-1-3 CRLけいはんなオープンラボ施設について
参考資料HC-1-4 独立行政法人通信総合研究所開放型研究開発施設利用規程
参考資料HC-1-5 CRLけいはんなオープンラボ研究推進協議会分科会設置要綱
議事概要
(1)リーダーご挨拶
木戸出教授よりリーダー就任にあたっての抱負や分科会の方針などについて
ご説明があった.
(木戸出)情報共有、情報交換などの有意義な場にしたい.問題点、解決案などの積極的
な提案を歓迎します.
(2)事務局報告
運営部会の活動方針,ヒューマンコミュニケーション分科会の活動方針等について
確認した.また,協議会会員数(102),運営研究部会メンバ数(56),
ヒューマンコミュニケーション分科会名簿,CRLオープンラボ施設の概要
(施設レイアウト,利用規定)などについて事務局(白土)より報告,了承された.
(資料HC-1-1〜3,参考資料HC-1-1〜4).
(3)サブリーダーの推薦について
リーダー代行などの役割を担うサブリーダー(部会長が指名,参考資料HC-1-5)
として,柿元主査,丸野主査,中井主査(この順番でリーダーを代行)の部会長
への推薦が決定された.
(4)各WG,各プロジェクト報告
(4-1)コンテンツ融合環境WG報告(資料HC-1-4)
質疑応答(Q:質問,A:回答,C:コメント)
Q:木戸出)WG内での守秘義務はどうなっているか,NDAなどは考える必要はないか?
A:柿元) 現段階では,技術的詳細までは踏み込んでいないためこの問題は生じていない.
Q:木戸出)WG全体として研究の方向づけはしていくのか?
A:柿元)方向づけは必要.ただし既に走り出しているものに関しては途中から変更
するには制約があるため,これを考慮しながら方向づけを行なう.
(4-2)コンテンツ融合環境プロジェクト報告(資料HC-1-5)
Q:木戸出)9つのテーマのうち6テーマ分しかスケジュールが提示されていないが?
A:熊本)残り3テーマはCRL側の実行部隊が未定であり,今後,研究員を補充して
実施する予定.
Q:木戸出)3年後の成果イメージはテーマ毎か?
A:熊本)その通り.その次の3年間で各テーマの成果を統合し,コンテンツ融合環境
を構築していく予定である.
Q:土井)研究対象がWWWだけならば,コンテンツ融合技術としての普遍的な技術開発
に広げていくのは難しい点があるのではないか?
A:熊本)この例では主にWWWを取り上げたが,実際にはより広範な研究対象を取り扱う.
(4-3)ユニバーサルユーザ利用環境WG報告(資料HC-1-6)
C:木戸出)WGとプロジェクトの整理や社会への働きかけのコンセプトも良い.
他のお手本になると思う.
(4-4)ユニバーサルユーザ利用環境プロジェクト報告(資料HC-1-7)
(特になし)
(4-5)言語情報活用システムWG報告(資料HC-1-8)
Q:木戸出)研究体制は,基本的には各企業とCRLの1対1か? それともWG参加者
による共同プロジェクトも行うのか?
A:中井)現時点ではこの形態のみだが,当WGにおいて定期的に開催している
技術交流会においては,新規テーマを含んだ議論を行なって来ており,
今後はWG参加企業の共同研究なども視野に入りうる.
(4-6)言語情報活用プロジェクト報告(資料HC-1-9)
(特になし)
(5)部会資料の検討
11月19日開催の部会資料の作成は,本分科会で議論した資料を元にしてリーダー,
サブリーダー,および事務局に委任する旨承認された.
(6)その他
C:木戸出)コンセプトジェネレーションの段階で知的財産を抑えるのが常套
Q:一木)CRLオープンラボの施設が一般企業にとって本当にオープンなのか?
CRLと共同研究契約を結ばない限り,実質的にはクローズなのでは?
A:中山)広く企業の方々に使って頂くのが基本.
誤解や問題点などがあれば是正するようCRLとして努力.
Q:一木)整備している施設は他のWGでも利用できるのか?
A:中山)CRLオープンラボの施設として広く利用できるように整備しているところ.
Q:中井)10月29日の技術連絡会のお知らせがWG主査だけに来ているが,この会合は
技術的内容が主とのことなので,プロジェクトリーダーにも参加してもらった方
が良いのでは.
A:木戸出)プロジェクトリーダーにも参加案内を出すが,主査各位にもご参加願いたい.
C:小林)WGの検討内容,オープンラボでのプロジェクト,およびCRL内のプロジェクトの
関係をきちんと整理して頂きたい.
C:土井)協議会や本分科会の活動成果をより多く情報発信してはどうか.
C:木戸出)総務省が中心になって進めようとしている、ネットワークロボットフォーラム
に関し、分科会がどのように関わっていけるか、頭の隅にはおいて欲しい。
以上